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開発ブログ - Delphi XE5 - クロスプラットフォームでの IniFile

Delphi XE5 - クロスプラットフォームでの IniFile

カテゴリ : 
技術メモ » Delphi » FireMonkey
執筆 : 
2013/11/17

アプリケーションの設定ファイルとして Windows でよく使われている Iniファイル形式をクロスプラットフォーム開発でもそのまま使うことはよくあると思います。
でも、ちょっと動作に違う部分があることに気がついたので、メモしておきます。

概要

Windows では TIniFile は Windows のAPIが使われていますが、それ以外のプラットフォームでは TIniFile は TMemIniFile そのままです。
そのため同じ TIniFile を使っていても、Windows とその他では若干動作が異なります。
クロスプラットフォームのソースで Ini ファイルを扱う場合は TMemIniFile を使うようにした方が良いでしょう。

IniFiles の継承関係

IniFile のクラスは以下のような関係になっています。


TCustomIniFile -+- TMemIniFile  --- TIniFile (Windows以外の場合)
                |
                +- TIniFile (Windows の場合)

TMemIniFile と WinAPI を使った TIniFile の動作の違い

主な違いには以下のようなものがあります。

  • 文字列をダブルクォートで括った場合に、TMemIniFile はそれをストリップしない。
  • WinAPI の TIniFile は UTF-8 を受け付けない。

他にもありましたら教えてくださーい。m(_ _)m

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