Objective-C のコード

Objective-C の場合は次のようなコードで Short Version Stringが取得できます。

NSString* version = [[[NSBundle mainBundle] infoDictionary] objectForKey:@"CFBundleShortVersionString"];

from EZ-NET: プログラム内から Info.plist の内容を参照する - Objective-C プログラミング

Delphi で書いてみよう

それでは Delphi で書いてみましょう。

function GetAppString(const Key: String): String;
var
  AppBundle: NSBundle;
  BundleKey: Pointer;
  version: NSString;
begin
  AppBundle := TNSBundle.Wrap(TNSBundle.OCClass.mainBundle);
  BundleKey := (NSSTR(Key) as ILocalObject).GetObjectID;
  version := TNSString.Wrap(AppBundle.infoDictionary.objectForKey(BundleKey));
  Result := UTF8ToString(version.UTF8String);
end;

function GetShortVersionString: String;
begin
  Result := GetAppString('CFBundleShortVersionString')
end;

function GetBundleVersionString: String;
begin
  Result := GetAppString('CFBundleVersion');
end;

ちなみに MacOSX ではバージョン文字列として BundleVersion と ShortVersionString があります。
どう使い分けるのでしょう？
以下は プロパティリスト キー リファレンス - ポッチンコンバート からの引用です。

CFBundleShortVersionString
このキーは、アプリケーションのリリースされた回数を識別する、バンドルのリリースバージョン番号【release version number】を指定します。
CFBundleVersion
このキーは、バンドルの（リリースされた、またはリリースされていない）回数を識別する、バンドルのビルドバージョン番号【build version number】を指定します。

Delphi で作ったアプリケーションの CFBundleVersion は x.x.x という形になっていて、それぞれメジャーバージョン、マイナーバージョン、ビルドの番号を表しています。
ShortVersionString を表示すると x.x という形になってビルド番号は表示されません。
これは、Finder から情報表示したときのバージョン情報と同じ形です。
About に表示するのはもう少し細かいバージョンを表示したいので、私は CFBundleVersion の方を表示するようにしています。
こちらであれば x.x.x の形で表示されます。

[参考サイト]

リソースにあるバージョン情報を取得したい - Delphi Tips
EZ-NET: プログラム内から Info.plist の内容を参照する - Objective-C プログラミング
プロパティリスト キー リファレンス - ポッチンコンバート

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